そもそも「単位量あたりの大きさ」って、何を学ばせたいの?
- job goro
- 7月7日
- 読了時間: 5分
更新日:7月12日
今回、5年生で教えていた、「単位量あたりの大きさ」ってのは、どういう位置付けなのか。こどもに何を考えさせたいのか。
そういうテーマですね。
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その前に。
そもそも、算数活動って、「比較」を用いることが多いんですよ。
「比較」による数量の大小を、判別する。
そういう場面が多い。
ということは、
「2つの事象があるとしたら、それらのおおかたの部分で『基準』をそろえることにより、「違い」のありそうな項目だけをきわだたせて(焦点化させて)、2者の違いを比べる」と。
そういう分析を、ねらっているわけですよ。
ま、理科の実験と同じですよね。
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じゃあ、
「「そろえる」って、何をそろえるの?」
・・・例えば。
「テープ図で、はじっこをそろえる」
「単位をそろえる(基準となる1単位分の大きさを設定し、その個数分で、大きさをはかる・・・基準はなんでもいいんです。それを「任意単位」と言います。)
「てんびんの左右両方のお皿の、高さをそろえる」
(要するに「てんびんのウデを水平にさせる」ってことですね。)
「分度器や、定規の、『視点』(ゼロめもり)をそろえる」
・・・などなど。
まあ、他にもいっぱいありますけど。
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さて本題。
「でもさ、2つの事象が、パッとみて、そろわない時は、どうするの?」
こういう時に、そう、「そろえる」操作が必要になってくるわけですね。
それが、「単位量」であったり、「単位量あたりの大きさ」であったりするわけです。
例えば。
場面①「Aパック・200グラム960円のお肉と、Bパック・100グラム450円のお肉。さあ、どっちがおトク?」
ってな場面。
フツウ、私たち大人だったら、瞬間的にこう思うでしょう。
「Aパックが200グラムなんだから、100グラムはその半分の値段、480円(Aパック)。Bは400円だから、Bの方が、おトク!」
と。
つまり、無意識に「100グラムでそろえて比べればいい」と、判断してるわけですよね。
この「100グラム」が、いわば、「単位量」と設定してしまっているわけです。
(厳密には、この後出てくる「もとにする量」なんてふうにも言えたりするわけですが・・・まあ、細かいことは置いといて。)
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まあ、今のは、わかりやすい例だったのですが。
では、こんな時、どうする?
場面②:「Aパックのお肉は、250グラム、1200円。Bパックは、150グラム、675円。さあ、どっちがおトク?」
あれあれ?
今度は、何を基準にしようかな?
しかも、こんな条件まで加わったとしたら?
場面③:「きょうはすき焼きパーティするから、1500グラム欲しいの。できるだけ安くなるように選んできてね!」
とか。
あるいは、
場面④:「ピッタリ1080グラムになるように、買ってきて欲しいの。上手に組み合わせて、できるだけおトクになるように、買ってきてね!」
なーんて言われたら?
・・・さあさあ、ややこしくなってきましたね。
最初の問題のように、パッと答えが計算できなさそう・・・
さあ、どうする?
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ま、②と③位までは、100グラムあたりで考えられるとして。
じゃあ、④は?
・・・こういう時に、「単位量」の基本。
つまり「1グラム」でそろえる必要性が、出てくるわけですね。
もちろん、他の「単位量」にそろえることもできますよ。
でも、基本を学ぶ、という意味では、まあとりあえず「1◯◯」にそろえる、ってのを使えば、計算できなくはない。
じゃあ、これは?
場面⑤:「ピッタリ1080グラムになるように、買ってきて欲しいの。実はAのお肉の方が美味しいから、Aができる限り多くなるようにね。でも、予算は◯◯円ピッタリになるようにね!」
え、えーっ・・・・???
これ、いわゆる「つるかめ算」のタイプ。
(ごめんなさい、今、急に思いついたので、数値がまだちゃんと決まってないのですが)
中学入試の問題では、こんなのも出たりします。
要するに、「単位量あたりの大きさ」と「倍数・約数」の技能が、複合的に求められたりする。
こういうタイプの問題解決は、基本はまず「図にかく」こと。
まず「図に書く」。
そして、「単位量あたりの大きさ」を出す。
あとは、Aができるだけ大きくなるようなグラム数を、予算ピッタリになるように、探していく、と言うわけです。
すなわち、「単位量あたりの大きさ」が何個ぶん、てのを探し出すわけです。
基本的な解法の流れは、そんな感じですね。
(・・・って、すみません、まだ、◯◯円が、ちゃんと設定できてなくて・・・。
これ、問題として完成させれば、けっこう面白くなるのですが。
まあ、今回の主旨からややハズレちゃうから、今回はとりあえずここまで。
時間があったら、問題文として、後日、完成させますね。
また、「つるかめ算」とかのネタの際に、触れたいと思います。)
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ま、そんなわけで。
要するに、2つの事象を比べさせるために、「基準をそろえる」こと。
つまり「単位量」をそろえる。
それをもとに、「単位量あたりの大きさ」をそれぞれ出して、くらべっこ。
そういうねらいがあるんだよ、ってことを、大前提として意識しておくことが大事ですね。
そうじゃないと、「何のために、こんなややこしいことやってるんだろう??」って、わかんなくなっちゃうんですよ。
いわば、「地図は持ってるけど、どこに向かっていいかわからない」状態みたいなもの。
「何のために」こういう計算方法を行うのか。
それによって、どんな「便利なこと」「ラクチンになること」、つまり「価値」(いいこと)がもたらされるのか。
あえてこどもたちに、口で言わなくてもいいのですが。
少なくとも指導者は、そう言う目的意識を、はっきり脳裏に掲げておくことが大事ですね。

2026.7.7




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